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ロゴデザインをはじめたきっかけ

紀伊原ひろのブログ「紀伊の音」のロゴ
活動名の「紀伊原ひろ」を元に作ったロゴ

元々オレは音楽で生計を立てたかったが音楽で稼ぐのは難しい時代になってしまったため他のことをやる事にした。

 

小説書きやプログラミングなど、いろんなことに手を出してはすぐに飽きて投げ出してきたが、ある日SNS用に自分のロゴを作った際に自分の中に眠っていたロゴデザインの能力を発見し、気が付くとオレはもう後戻りが出来ないところまで来てしまっていた。

 

何がオレをこれほどまでに執拗にロゴデザインへと向かわせるのか。

 

と言いたいところだが実際には大して情熱は抱いてなく、かなりめんどくさがりながら業務に取り組んでいる。

 

しかしながらそういう、めんどくさがりで飽きっぽくて集中力に欠ける自分の性格にはかなりマッチしていたらしい。

 

ロゴを作るとき、まず主体となるテーマやモチーフを頭にインプットする。そして集中力の無さを活かして頭の中で世界中を駆け巡る。この、感覚的には1年くらいの世界旅行にかかる時間は実際のところ限りなく0秒に近い。インスピレーションが降りてくる瞬間。オレはこの一瞬の世界紀行のことを「刹那の1年*」と呼ぶことにした。

 

メインのテーマに関連する別のモチーフを土産に帰宅したオレは、重い腰を上げるまでもなくめんどくさがりながらモチーフのミックス作業に取り掛かる。

 

何事も投げ出しがちなオレもロゴみたいな、シンプルで時間のかからないプロジェクトに関しては最後まで仕上げることが出来る。文章で言えば小説ではなく詩や短文、マンガで言えば4コマ、音楽で言えば一発録りの弾き語り(だからオレはもう時間のかかる音楽制作を諦めて弾き語り路線に変えた)

 

オレには病的なまでに言葉や物事、モチーフを関連付けてしまう習性——日常生活や結婚生活には何の役にも立たない習性があるのだが、その機能を使ってモチーフ同士をミックスする。時には一見すると無関係そうなチーモフを無理矢理関連付けたり、因縁をふっかけて八つ当たりしたりする。

 

子供の頃から道路標識が割と好きだった事もオレがロゴデザインに向かった原因の一つなのだろう。

 

かようなわけでロゴデザインをやる羽目になり、それはオレにとって天職の一つと言えるまでになった。オレはロゴデザイナーのことを親しみを込めて「ロデゴザイナー」と呼ぶことにした。飽きる前に一瞬でロデゴザインを完成させる、刹那のロデゴザイナーに栄光あれ!


* HUNTER×HUNTERより一部抜粋


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©Hiro Kinohara