Day13-17 Day 18 (4/19 Wed) 完成が急がれ、集中する必要があった為、自宅で作業をした。最終的な音作り作業のため、静かな室内でやる必要もあった。 iPad の負荷を軽減するため、リージョンの分割、切り貼り、オートメーション、リミッターを掛けた各トラックを一旦全て 1 本の WAV ファイル化し、新しいプロジェクトを作ってそこに貼り付けていった。コンプレッサーはかけなかった。 プロのエンジニアはかなり細かくルーティングするのだろうが、プロの " スケッチ " アーティストでしかないオレはドラム、ギター、ボーカルをそれぞれグループ化しただけで済ませた。ボーカルの内、コーラスだけは例外的に独立したグループトラックに送った。 本来なら各パートの音の分離を明確にして聴きやすくするために EQ だけでなく ( 主にローパス ) フィルターを使ったりするが、めんどくさかったのでコーラスだけ軽くローカットして女性的にした。歯擦音のカットも面倒だから大雑把に処理した。 ファンキーでドライなパートが多い曲だからリバーブもあんまり深く掛けたくなかった。 GarageBand のドラムは最初っからリバーブが掛かってるからそのままにすることにした。マスターにもリバーブは使わず、ギターとボーカルに薄く掛けた。 アコギにリミッターやコンプレッサーをかけすぎると音が硬くなって本来の温かみがなくなってしまうため、あんまり掛けたくなかった。アコギはもともと音の伸びがある楽器だからあんまり掛ける必要もなく、オートメーションで出だしだけ抑えれば十分だった。 ボーカルには普通にコンプレッサーを掛けたが、強弱の波が特徴のコーラス部分はあんまり圧縮しすぎないようにした。 常に強迫観念に追われてリラックス出来ず生き急いだり人生に不要な縛りを設けて人生損しまくってるオレには常に強度のコンプレッサーが掛かっているため、音楽はあんまり圧縮加工したくなかった。それ以前に単にめんどくさいというのがあった。寿命を圧縮するような強力なコンプレッサーが掛かっているにも関わらず、激しい感情の波をフラットに保つのは困難だった。おそらくオレを造ったエンジニアたちはオレの脳内コンプレッションシステムの閾値 ( 沸点 ) をかなり低く、リリースタイムを短く設定したままこの世界に放り出してしまったら