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著書「四紀: 器用貧乏アーティストの4年間の奮闘記」Amazonで販売開始

紀伊原ひろの著書「四紀: 器用貧乏アーティストの4年間の奮闘記」

オレはこの4年間、金を稼ぐことよりも音楽や言葉をこの世に残すために生きてきて、その一環としてブログを開設し、2022年の年末から1ヶ月にわたって「4年前に死にきれずに始めた創作活動の振り返り」シリーズを連載していた。しかしブログは自分の死後に跡形もなく消滅してしまうからKindleダイレクトパブリッシング(KDP)を使って書籍化することにした。(ブログ記事は削除済み)


100年後には貴重な書物になっているだろう


本の概要

発達障害と躁うつのおかげで腐った人生を送って常に「あーはやく死にてえ」と嘆きながらダラダラと生き、37歳の春に本格的に死去したくなって練炭セットを買ったものの着火した途端に怖くなって挫折し、「まだ死にたくない」「何かを残したい」と思って開始した創作活動(音楽配信その他諸々)の記録。


行動や思考が「作品を残す」ことと「生活費を稼ぐ」こと、言い換えれば死ぬことと生きることの間で常にぶつかり合って頻繁に混乱する様子や、いろいろやろうとしすぎてバッテリー切れを起こして自滅して堕落する様子、孤独との闘いと人生楽しんでる人々への嫉妬、自分も人と関わりたいが人間関係めんどくさい・怖い・活動に支障が出る、でも人と関わりたいと激しく葛藤する様子、ADHDに起因する数々の失敗、給付金や障害年金を使って風イ谷へ通うという輝かしいライフスタイル、1ヶ月で破綻した娼婦との交際などが描かれている。


本の目次

2019年のSNS運用

2019年の生活状況

コロナパニックの2020年初頭

価値観が揺らいだ2020年

スキル応用の2020年夏

2020年夏のSNSと初売り上げ

里帰りと積乱雲の2020年夏

自暴自棄な2020年秋とSNS

愛用ギターを葬った2020年秋

反省だらけの2020年秋

女に飢えきっていた2020年秋

音楽に注力した2020年冬

冷たいチーズの2021年初頭〜3月

チャリに乗り始めた2021年春

日に焼けた音楽の2021年夏

十年ぶりに歌った2021年秋

再び女に飢えきっていた2021年秋

風俗嬢と過ごした2021年秋

甘酒ブームの2021年冬

甘いアイスの2022年初め

冷ややかなアコースティックの2022年春

エレキからアコギへ転向した2022年春

風俗にハマっていた2022年前半

借金とストレスと愛憎の2022年春

ロゴとヒマワリの2022年夏

生活保護と自己破産の2022年秋

音楽をいったん卒業した2022年秋

例年通り女に飢えていた2022年秋

音楽から撤退した2022年冬

ロゴデザインと不採用の2022年冬

何かを残したかった2023年1月


これはもはや無難に成功を収めた人間のサクセスストーリーや胡散臭くて偉そうな「成功哲学」系の本に共感出来なかったり退屈してる者、才能はあるがダメな人間達にとってのバイブルだな。



いろいろと苦戦したKDP初体験の話はそのうち別の記事にするとして、とりあえず無事にKindle版とペーパーバック版(印刷本)を両方販売することが出来た。


グラサンかけてコソコソとネット上でだけ活動してる無名のアーティストの本なんて誰も買わないだろうが、金の為じゃなくて自分が生きた証を残したかっただけだから問題ない。


だからKindle版の価格は100円にした(ロイヤリティ 32)。ペーパーバック版は印刷コストの関係上、白黒でも1400円以上にしか設定できなかったので1500円にした(ロイヤリティ 59)



ロイヤリティ32円でも30冊で千円になる。生活保護の身としては千円の収入でも喜ばしい限りだ。


オレはもう生きている間に人気になったりブログや作品が拡散されて有名になることはあきらめてて、SNSで宣伝するのもやらなくなった。


それでもこうやって作品を残しておけばオレが死んだあとで誰かに発見されて評価されるかもしれない。


オレもすでに他界した人の作品を読んだり聴いたりして影響を受けたり存在を知ってきたが、同じようにオレの存在が未来の世界で知ってもらえるかもしれないと思うとニヤけざるを得ない。


今は価値がなくても江戸時代の一般人の日記のように将来的には「古い時代に生きた人間の生活録」として少しは価値も上がるだろう。


だから本のはじめに未来人に向けたメッセージを書いておいた。


本書が末永く存在し続け、未来に生きる人々が紀伊原ひろという、才能はあるが決して成功を収めることが無かったアーティストの存在を知り、21世紀初頭に書かれたこの器用貧乏な活動記録を哀れみと同情そして親しみの念を持って読んでくれることを切に願う。


そのうち Amazon以外でも出版しようと思うけどAmazon100年後にも存在してそうだけど他は残らないだろう。楽天はどうなんだろうか。楽天なんてつぶれてくれて一向に構わないが楽天銀行ギター支店を利用してる身としては銀行だけは存続していただきたいところ。


どうか未来の人たちに読んでもらえますように・・・


最近、後世に何かを残したいと思ってブログを書いてるんだけど、ブログはサービスが終了したら消えちゃうから他の方法を考えた。 YouTubeはまだまだ息が長いだろうし無料だからかなり良いんだけど、動画を作るのがめんどくさかった。
noteは本の代わりにはならない文章主体だから画像多めの雑誌には向かないnoteやブログはそのうち廃れるからせっかく書いた記事も跡形もなく消える本ならちゃんと考えや言葉を残せる


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