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オレは精神疾患のデパートみたいな存在だ

オレはもう重度の自閉症やてんかん、知的障害を除くありとあらゆる精神病理に悩まされてきた。

神経症とか精神障害っていうのはほとんど全て物事や刺激、思考、感情、環境などへの「過剰反応」や「囚われ」から来る。

オレの心と身体はありとあらゆる物事へ過剰に反応し、囚われてしまう。よく言われるように、外部からの刺激や情報に対するフィルターが破損してて、天候や季節、他人の感情や人格、情報、考えさせられるような出来事などがモロに入ってきて、注意を削がれたり混乱したり考えに没頭しすぎて身体が動かなくなったり喋れなくなったりする。さらに、自分の内部から出てくる情報、記憶、感情にも囚われてしまう。

その結果、思考や妄想、空想に囚われてる時は統合失調症の状態になり、感情に支配されている時は双極性障害やうつ病、境界性パーソナリティ障害のようになるし、他人が乗り移って演技性パーソナリティ障害や解離性同一性障害のようにもなる。周囲のあらゆることに反応しているとADHDになるし、一つのことに対して規則正しく没頭しはじめるとアスペルガーのようになる。

そんな風にあらゆる症状が時間帯や状況などに応じてめまぐるしく表れたり消えたりする。特に目立った症状のない安定モードにもなり、その時は側から見ても全然普通に見える。

そんなに都合よくいろんな疾患が併発するはずないとか、思い込みだと言われるかもしれないが、全ての精神疾患はそれぞれ共通する部分があるし、互いに影響を与え合っている。

ひとたび何らかのショックや喪失によってうつ病を発症すると、脳と身体が外部刺激に対する免疫を失い、「反応しやすい」「囚われやすい」状態になる。つまり、他の症状も出やすい状態になる。

例えばコンピューターのCPUは0と1の処理をただひたすら続けているだけであるにも関わらず、実際にはモニターに画像を描画したり音楽を再生したりなどあらゆるタスクをこなしているが、その0と1を、精神疾患の根底にある「囚われやすさ」と「反応のしやすさ」に置き換えると分かりやすい。

全ての精神症状は健康な人にも軽度のレベルで日常的に起こる。いわゆる「寝ぼけ」も一種の症状だし、病的でないレベルの緊張なども正確には症状である。だから思い込みと言えば思い込みかもしれないが、それらの症状が精神科の診断基準を満たすレベル、日常生活や就業が困難になるほどのレベルになると障害や病気と診断されるため、思い込みでは済まされない場合も多々ある。

そんなわけでオレはもうありとあらゆる症状を子供の頃から体験してきたし今でも体験している。

もはや精神疾患のデパートみたいなものだ。

病気なのにギターを弾いたりサッカーが出来たりこういう論文が書けたりと、一見病気に見えないかもしれないが、それらで高いパフォーマンスを発揮してる時こそ精神病の陽性症状(主にADHDや双極性障害の躁状態、アスペルガーの集中力など)が現れていたりする。芸やトークで人を笑わせている時は演技性 / 境界性パーソナリティのポジティブな側面が表れてる状態であり、実際、俳優やコメディアンにはこれらのパーソナリティ障害を持っている人は多い。

こんな不安定で脆弱な精神をこの先も一生抱えていかなくてはならないと思うとかなり死にたくなってしまう。今日も絶望感と孤独感のあまり自殺寸前の状態だった。まだやりたいことがあるからどうにか堪えたが、やるべきことを終えたら飲食断とうと本気で考えている。もう生きていたくない。

🏷️  精神疾患  ADHD  パーソナリティ障害  双極性障害

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