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性欲に悩まされ続けた40年 ②

Part①

性欲やその他いろんなことに悩むのが嫌になって首を釣ったが死ねなかった24歳のオレは仕事も辞めて引きこもりになった。2005年夏のことである。


「はやく4にたい」「○○になったら自サツしよう」と考えながらも世ックスしたかったし、この世の真理や仕組みを理解してから4にたいと思っていた。まだ若かったので、心のどこかで生きる希望を探していた。(その後40歳になるまでの約15年間、そうやって絶望と希望を行き来しながらダラダラと生き続けてしまうことになる)


親の理解を得られず家に居れなかったので日中は酒を飲んでふらふらしながらいろんなところを歩き周り、カップルに嫉妬したり公衆便所で全裸になって才ナ二ーをしたりしていた。


今でこそ人格の一部が千力ン(勇気が無いため未遂)になってしまったが、真面目で純粋な心を持っていた当時のオレは千力ンすることは考えていなかった。ストーキングはしていたが、たかだか100mほど後をつける程度だった。ときどきケータイで後ろ姿を盗撮することはあり、罪悪感に苛まれていた。


なるべく家族、特に父親と接触したくなかったオレは埠頭や浜辺あたりで野宿したり、ネカフェや居酒屋に泊まることもよくあった。


ネカフェの(完全ではない、仕切りだけの)半個室でA.Vを見てネカフェにあるおしぼりを使って才ナ二ーをしたり、コップの中に発射したりしていた。


ネカフェ店員の、貧Newで優しそうな綺麗な女の人を好きになった。(New好きのオレだが交際相手に関しては貧でも構わない)。声を掛けたかったが、引きこもりになり家族にビクビクしながらコソコソ生きているうちにただでさえ脆弱なオレの自律神経はいっそうおかしくなり、PTSDのような症状が出るようになり、美容院に行くのさえ怖くなってしまったオレはバリカンで丸刈りにしていたし、服もボロボロだったし無職で自サツを考えていたので自信を持てず、声をかけることが出来ず、近くの公園のブランコでビールを飲みながら泣いていた。


ネカフェの店員の綺麗で優しそうでちょっとだけ価学会の匂いがしなくもない女の人と世ックスする妄想をしながらいつも通り布団をグルグル巻きにしてティッシュを敷き、尺取り虫のように腰をヘコヘコ動かしてうつ伏せ才ナ二ーをしていた。


もう風イ谷でいいから童帝を捨てたかったが、風イ谷に行くための金も勇気も人格も持ち合わせていなかった。


真理や哲学を追求したかったオレはよく図書館に通っていた。


当時は「罪と罰」で有名なドストエフスキーにハマってて、「ドストは才ナ二ーしなかったのかなぁ」「Dは才ナ二ーしたあと手も千ソコも洗わずに考えごとに耽ってそうだよなぁ」「Dは常にズボンの股間部分が湿ってそうだ」なんて考えながら、本を片手にみすぼらしい格好で街を徘徊していた。罪と罰に出てくる娼婦のソーネチカが好きだった。


意識だけは高い勘違いニートだったオレは、同じ勘違いニートであった罪と罰の主人公のラスコーリニコフに共感していたが、40歳になった今では最低なスケベ親父でありながらまっとうな人間に生まれ変わろうとしつつも自らの欲望に勝てず、ラスコリの妹のドゥーニャと結婚出来たらまともな人間になろうと考えていたがフラれてしまい、最終的にはピストル自サツしたスヴィドリガイロフに共感せざるを得なくなっている。


自サツしたかったが、(40歳の今こうやってブログ書いたり音楽配信してるのと同じように)ハタチの頃から書いてきた曲をMDに録音してから死にたいと思い、世ックスが出来ない悔しさを八つ当たりをして傷だらけになったギターを弾いて、アンプの音をテープレコーダーに録音し、MDにダビングした。結局、その後も何かに関心を持って自サツすることもすっかり忘れるということを繰り返し、「どうせ死ぬから働かなくていい」と言いながら実家に寄生してダラダラと生きてきた。


千力ン現場に遭遇したこともあった。オレ以上に終わってる奴が女子大生っぽい女の子に襲い掛かり、女の子がバッグで払いのけていた所を26歳のDo貞だったオレが通りかかり、犯人は逃げていった。オレも千力ンと大して変わらないのだが、心がピュアすぎて変に正義感の強いオレはそういう時にはやたらと正義感を出し、「大丈夫?」と声を掛けて犯人を追いかけたが、内心あの女の子とヤりたくてたまらなかった。家に帰って女の子を千力ンから救ってそのまま付き合って世ックスをする妄想に耽りながら才ナ二ーをした。


本当は女が大好きで、学生時代は女の子ともよく絡んだり遊んだりしていたが、その学生時代にしてもいざ女の子と二人きりになると変に真面目ぶっちゃったりしてつまらなくなってしまう病気で、女に男性的な理性脳を押し付けようとするような、プライドの高い男によくあるような心理が発動してしまっていたし、明るく振る舞う裏では会食恐怖症やパニック障害、大人になることへの拒絶感などのコンプレックスを隠していた為、女の子に限らず誰とも深い関係、結婚や子供を持つ、正社員など責任力の問われる立場から逃げだしたくなるという一種の病気があり、関係が深まりそうになるとバックれていた為、彼女が出来なかった。

24歳で引きこもりになって以降はそもそもステータス的にも自信がなく、彼女が出来なかったし、前述の通り風イ谷に行く金も勇気もなく、童帝を長引かせてしまった。


Do貞や引きこもりが長引くことで、本当は女が大好きなくせに硬派な女嫌いみたいな気持ち悪い人間になっていき、2ちゃんの男性論女性論版で女叩きをしていて非常にキモかった。


引きこもりになったことによって精神が退行し、それまで築いてきたものが崩壊し、秋葉系のキモオタみたいな新たな人格が形成されていき、ただでさえ自己像が不安定な境界性パーソナリティ障害の状態になっていたオレの自己同一性はさらにぐちゃぐちゃになり、矛盾だらけの人格破綻者になっていった。


だが前述のとおり性格や気分や価値観が極端にコロコロ変わる性質のオレはその女嫌い・人間嫌いのキモオタの人格も長続きはせず、一転して女ったらしな性格にもなった。


オレは女が大好きな27歳の引きこもりDo貞だった2009年頃にもブログをやっていた。


そしてオレの独特な文章を気に入ってくれた普通の事務員の20代半ばの女性と仲良くなり、遠距離恋愛をして実際に会うようになり、28歳でようやくDo貞を捨てることが出来た。「初めてじゃないみたい」と言われたが、幼稚園の頃から布団や登り棒を相手に世ックスの練習をしてきたし、自分の体や千クビを愛撫してきたから当然のこと。「触り方がいやらしい」と言われてしまった。


だがその女性に対してキガイ性を発揮してしまい(境界性パーソナリティ障害と交際した人なら分かると思うが)、下品なことやわざと嫌われるようなことを言ったりしてすぐにフラれてしまった。だが幸せだったし、あの体験がなければ完全に犯罪者になっていただろう。


Do貞は捨てたものの、パートナーを失いまたリセットされてしまい、Do期間が長すぎたせいでまだDoのような気分だったり、自己同一性が不安定で空虚な境界性パーソナリティだったオレは世ックスをしても心の底は満たされないというか、瞬間的には満たされてもそれが一瞬で消え失せて極度の虚しさに駆られてしまう病気なため、またしても世ックスしたくてたまらなくなってしまった。


その後派遣の仕事をするようになったが、職場でも女ばかり眺めていて、世ックスをする妄想に耽って才ナ二ーしまくっていた。事務員にフラれたショックでもう誰とも関わりたくもなくなっていたオレは職場の女に声をかける気になれなかった。


もう自サツすることしか頭になかったが、Do貞時代にカップルを見るたびに折りたたみケータイをへし折って破壊し、ローンで新しいケータイを買ったり、新規0円の端末を買うために新しい回線を契約したりして借金があり、事務員の子にも金の借りがあった為、それを返済するまでは仕事をしていた。


2013年以降はまったく仕事をせずにまた引きこもりニートに戻っていて、廃人のようになり、アル中になり、うつ病を発症した。(正確には躁うつ病のうつ病エピソードだが)


もう人生どうでもよくなり、毎日酒を飲んだくれ、M尾系の@Vを見て千クビをいじりながら千ンポをシゴきまくり、ドラクエ8のモバイル版を何十周もプレイしていた。作曲もしなくなり、ただのキモオタ廃人になってしまい、顔つきもどんどん犯罪者になっていき、歯も磨かずに歯石がびっちりとこびりついて真っ黒になった。


世の中を憎悪するようになり、寝ている時に外の通りから女のヒールの音が聞こえると、いちいち情欲を掻き立てるヒールの音や女の生足やタイツ足が憎くなり、暴行したい衝動に駆られるようになっていった。


親への恨みやカップルに対する嫉妬心などによって家の壁を破壊したり大声を上げたりしてキガイで近所迷惑になっていたオレは2015年頃に精神病院へ入院したが、半分は演技だった。半分演技・半分本気で発狂していたオレは入院中に冷静に他の患者を観察していた。病院の看護師の40代前半くらいの女性の0っぱいがデカく(GHはあった)、揉みたくてたまらなかった。もう一人の看護師はもっとババアだったが原型はなかなかの美人で、Sっぽい顔をしていた為、ドMなオレは看護師に手キコしてもらう妄想をしながら病院のベッドで才ナ二ーに耽った。入院という環境に便乗してキガイを装い、看護師の前で千ンコを出したりしたが、熟練の看護師たちに軽くあしらわれてしまい、それはそれで興奮した。


退院した後、月6万ほどの障害年金を受給出来るようになり、少し救われた。


その後、実家にいると暴れてしまうという理由から、「家賃を仕送りするから一人で暮らしてくれ」と言われ、2018年から一人暮らしをはじめた。20代前半の頃以来の一人暮らしだ。


15年振りに一人暮らしを始めたオレは、誰もいないのをいいことに全裸になって才ナ二ーをしまくっていたが、むっつりスケベのオレは隣の部屋に人が居る時には世間の目が気になってしまう為、キッチンの方で床に全裸で寝転んでマスタリング作業に及んでいた。


才ナホも使っていたが定期的に「才ナ二ーはもう卒業して禁欲的に生きよう」と思い立ち、そのたびに処分して、その後しばらくしてそんな誓いもケロリと忘れ、再び才ナホを買うというダメ人間ライフを送っていた。人が生まれ変わったり長い年月の習慣を変えるには生半可な覚悟ではダメだった。オレにはそういう覚悟が足りなかったのだろう。正確に言えば、誓いを立てている時には本当の本気で覚悟を決めているのだが、時間が経過したり何かしらの刺激やストレスなどが掛かると一気に気分も性格も価値観もガラリと変わってしまい、自分でも予測も制御も困難なため、才ナ二ーやA.V見るのをなかなか辞められず、これを書いている202212月の41歳まで毎日葛藤し続けている。


毒親の元で育った、ギフテッドになりきれないADHDのオレは基本的に自尊心が低く、ちょっと嫌なことや失敗があるたびに自虐的になってしまう。そんなオレが生まれ変わったり、才ナ二ーを辞めるには女の励まし、褒め言葉、女との良い人間関係、特に恋人が必須なのだが、そもそもの女と関わろうとする最初の時点で「オレはどうせ変帯だから気持ち悪がられてしまうし、変帯なのを隠して関わってもただの偽りの関係だし」という風になってしまう。「普通の女と仲良くなる為に変態なことを辞めよう」とか、「変帯なことを卒業する為にちゃんとしたまともな女と関わろう」という思考にはなかなかなれない。


女を好きになれば辞めるんだろうけど、自分でも予測不能な自分の気分の移り変わりを考慮すると、また元に戻ってしまいそうだ。もはや自分で自分が信用出来ない。脳を手術すれば良いのだけど、今のところそういう技術は無いか、あっても認可されていない。薬である程度の制御は可能だが、完全ではない。薬によっては気分の波は落ち着くんだけど、不安などが落ち着くと今度は軽い軽躁状態的になり、世界と一体化したような恍惚とした気分(てんかんや躁うつ病患者や麻薬体験者なら分かるかもしれない)になって、女に抱きついて永遠の時を感じたくなってしまう。


真面目にも変帯にもなりきれないという、20年にわたる葛藤の日々に疲れ果て、変わりたくても変われないオレは2019年の春になると本気で死亡したくなり、練炭とコンロを買い、試しに部屋で火を付けたが怖くなってしまった。


その後どうせ死ねないなら20年間作り続けてきた音楽を録音して配信しようと思い立ち、現在まで活動を続けているが、才ナ二ーは辞められず、ネットで女と知り合っても才ナ二ーの話をしてキモがられることがしばしばあった。


音楽をやっている時の綺麗な方の自分も嘘偽りのない本当の自分ではあるが、その気分は長続きせず、路上で発情対象の女を見かけるともう頭の中はその女でいっぱいで、その女に似た女の@Vや像画ロエを探して才ナ二一をするということを何百回と繰り返してきた。どうしても頭を別のことに切り替えられない。


インスタで音楽を投稿してフォロワーを増やしても、自分の綺麗な部分だけ見せて見栄張ってることが馬鹿らしくなり、ときどき自虐的に変帯な内容の投稿をしてフォロワーを失うということもよくあった。


音楽やデザインなどを通じて女とつながって彼女を作りたいが、変帯な所を隠してることに罪悪感を抱いてしまう。


ずっとひとりぼっちで創作活動に励んでいたが、2020年の秋になると無性に人恋しくなり、世ックスしたくてたまらなくなってしまい、かつてサクラに踊らされただけで終わってしまった出会い系に約20年ぶりに手を出したが、なかなか出会えず、パパ活や援助目的の女や業者だらけだった為、あきらめてハロウィンの日にコロナの10万給付金を使って風イ谷へ行った。


その後1年間またひとりぼっちで創作に励んでいたが、2021年の秋になるとまた無性に人恋しくなって世ックスしたくてたまらなくなり、またしてもIDEA系に手を出してしまった。昨年のリベンジをしようと思い、素人じゃなくていいから一度は実際に出会ってみたいと思ったオレは業者じゃなさそうな個人風イ谷の女性にメールを送って後日会ってみると、普段はちゃんと風イ谷店で働いているプロだった。帰り際にLINEを交換してもらった。


その女性とはその後プライベートな関係を持つようになり、何度か世ックスをしたが相手もメンヘラなところがあってケンカになったりいろいろあり、すぐに関係が壊れてしまった。だがずっとひとりぼっちだったオレにはいい思い出になった。作品をこの世に残して自サツしようとしてたのに、まさか風嬢と恋人みたいになって世ックスまでしちゃうとは考えてもみなかった。人生何が起こるかわからんわい。


だがその女と関わっている時も、オレは本当の自分を隠して無理に普通を演じていた為、世ックスをしても心の底は虚しかった。


その後何度かサロンピに通っていたが、金が無くなり生活保護を受けるようになり、カード破産に追い込まれた為、風ノ谷へ行けなくなってしまった。


40歳になり、さすがに今までの勢いややる気も失せてしまい、物事への関心も無くなり、性欲も以前ほどは無くなってきてしまった。正確に言うと、性欲がある時はものすごくあるんだけど、鬱や不安の症状が増し、それに伴って性欲も全然無くなるという日が多くなった。性欲以前に生きる欲求の「生欲」が40過ぎて急速に枯れてきている。それでも路上で女を見かけると追いかけたり抱きついたり髪の匂いを嗅ぎまくりたくなってしまう。もう人生終わってるし千力ンでもしようかなという気分になる時もある。別に逮捕されてもいいし。家族に対しては恥ずかしいが家族とは経済的な繋がりしかほとんどないしな。


20年前のハタチの頃から抱いてきた性欲に対する葛藤は40歳になった今でも進行中である。


総集編へつづく


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